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リターナブルびんモデル事業

容器包装廃棄物排出抑制及びリターナブル容器利用等調査

事業名 容器包装廃棄物排出抑制及びリターナブル容器利用等調査
実施年度 平成18年度 農林水産省
受託団体・実施体制 (財)食品産業センター
事業目的 【CVSにおけるリターナブル容器の回収実験・リターナブル容器に関する消費者アンケートの実施】
リターナブル容器の使用促進について、商品開発の成果を一層PR、ルートの維持・拡大に向けた支援策検討の視点で、CVSが特に消費者の利便性・商品選択の面からリターナブル容器回収拠点として有効に機能しうるかどうかの検証を行う
事業概要 (1)CVSにおけるリターナブル容器の回収実験
・対象
デイリーヤマザキ5店舗(台東区、新宿区、横浜市、相模原市、千葉市)
対象商品 コカ・コーラ190ml
・リターナブルびんの告知

(2)商品棚へのPOP、商品(びん)へのシール
・消費者アンケート調査の実施

(3)店への返却方法・返却者へのインセンティブ
・返却びんはレジで受け取り、景品(再生材使用の付箋紙(ポストイット))を配布

(4)販売本数・回収本数(5店舗計)
・販売数…229本、返却数…55本、返却率…24%

(5)消費者インターネットアンケート調査(回答数685)

 → 消費者インターネットアンケート調査の結果

成果・課題 調査結果の分析

(1)消費者に「売れる」リターナブル容器商品の開発
・消費者は「環境」よりも「商品そのものの魅力」により商品を選択する傾向にある。
・「衛生面」に対する不安感の払拭が必要

(1-1)消費者の返却協力
・消費者から見た場合、コンビニエンスストアは返却先として魅力
・「軽くて持ち運びしやすいこと」よりも「どこでも返せる」ことが重要
・若年層の意識・行動が特に課題

(1-2)流通側の対応
・リターナブルびんの回収受付は現状でも多くの系列で実施されているが、より有効な仕組みへの転換が求められる。

(1-3)食品デリバリーなど新たな市場におけるリターナブル容器導入の可能性について
・発展途上の市場であり、今後の動向を見極めつつ、消費者側にも「リターナブル型が望ましい」という情報を提供することが必要。

(2)リターナブル容器の利用促進に関する今後の検討課題
・消費者に対する環境情報の提供
・効率的な回収システムの構築に向けた調査・研究等の推進